Cx0006 - 濡れ透けTシャツ少女

濡れた服は、感情の膜を通り抜けて、肌にぴったりと貼りついた。
隠していたはずの輪郭が、水の重みで少しずつ浮かび上がる。
彼女は笑っているのか、困っているのか、判別できないまま、
ただその姿は、見る者の胸に淡く焼きついていく。
声はない。動きもない。けれど確かに、そこにある。
触れることはできない、透明な欲望のかたち。